健やかマニア
ひとりを愉しんで人と自然を観察する。 毎日がセルフメディケーション
ダースベーダーの声の人
2008年 06月 11日 (水) 10:46 | 編集
フェアリーテールシアター」という、昔アメリカで、
おとぎ話をいろんな監督が撮った番組が、なぜか今度、
幾つか選んで日本で劇場公開されることになってます。

その5シーズン1回目放映の、
ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ
を見たけど、いや〜おもしろかった。

まるで昼の3時頃のNHKの教育アニメみたいに
まったりと進んでくから、眠くなるのをこらえつつ、
バートンがかかわってるなら細部も見逃せん、と頑張った。

スタジオセットに背景はブルーバック合成みたいで、
ちゃちなところもあるけど、
美術も役者も適材適所でおいしく調理。
台詞もテンポも、原作に忠実ながらじつに愉快だったよ!

とくに、見事な笑い声のランプの精が…(笑)
ひとの話ぜんぜん聞かねーんだ。

このアメリカ人的「魔法のランプ」は、
バートンのディズニー時代最後の仕事らしい。

へんな間(ま)とすごい声のランプの精、
ジェームズ・アール・ジョーンズはダースベーダーの声の人だって。

flashムービーのステインボーイは暗いし、
コープスブライドは夢のようなクレイアニメだし、
チャーリーとチョコレート工場のラストシーンは最高だし、
いくつになってもおとぎ話とゴシックホラーの世界を追求し続ける、
自分の世界を形にさせたらほんもののエンターテナー!
猿…とか、商業監督としてはいまいちみたいだけど。

ポー、ハリーハウゼン、日本特撮、ホネ好きとくれば、
わたしにとって楽しくないわけがないけどね〜。


ティムバートン関係キーワードメモ

・「BONES」のミュージックビデオ
・ジャイアントピーチ(バートンが監督:音楽がランディ・ニューマン)


ティム・バートン 最新詳細プロフィール ☆☆☆☆☆
http://www.stella-web.jp/cinema/special/timburton01.html
↑関係ないけどこのページ、内容だけじゃなくユーザビリティもハイレベル。

フェアリーテールシアター プログラム詳細
http://www.ftt-mv.com/list.html

ゴンザレス! 権蔵
2008年 06月 04日 (水) 02:14 | 編集
もっとも即効性のある心の薬は音楽かもしれんね。

ゴンザレスって知ってる?
カナダ出身の「ただの」ゴンザレスの方。
ちょっと前に仏版新譜視聴してビカーッときて以来忘れられん。
これ全部ほんとに一人の仕事!?っていうくらい
多芸多才な音楽職人。そして生き様がエンタテイメントだよ。

日本ではあまり知られてないの?
なんで!?
至極の暇つぶし、珠玉の名演奏をここに4つ紹介するぞ。

1曲めはポップスの名曲、代表作。演奏が見れる短いバージョン。
Working Together Teaser
http://jp.youtube.com/watch?v=guw45VjQ-Ow
Exclusive teaser from forthcoming Gonzales new album !

2曲めも録音風景が見れるやつ。どんだけ面白いおっさんか、という。
GONZALES - Let's ride teaser
http://jp.youtube.com/watch?v=vmiWHLx_v4c
Gonzales in studio session new album "SOFT POWER"

3曲め、これがダフトパンクのトゥーロングなんて信じられん。そしてこの衣装。
Gonzales - Too Long
http://jp.youtube.com/watch?v=XvyjCSHSD-w
Gonzales sings Daft Punk's 'Too Long'

最後は迷ったけどこれ。お客と掛け合い。あーもー参りました。
IMAGO FILM FEST - Gonzales Solo Piano #04
http://jp.youtube.com/watch?v=CKFfe9YxKSs
Gonzales Solo Piano #04

ね。ポップ、ジャズピアノ、どれも秀逸。
この人こそ音楽の歴史の層の一番新しいとこに
風俗資料的なモノを残せる人だと思う。
YouTube見れるようになってほんとによかった。ね!
アリゾナ アニメ仙人
2008年 05月 23日 (金) 12:35 | 編集
アリゾナのご老人の動画のこと、きょうはじめて知った。
YOUTUBEにディープな日本アニメ批評をアップしているっていう。

-------quotation(たけくまメモ)-------
見ると、毎回アリゾナの荒れ果てた砂漠にビデオカメラが設置されていて、向こうから白髪にヒゲモジャのじいさんがやってきて、「今日は涼宮ハルヒだ」とつぶやきながら

DVDデッキにソフトを入れる。そして映像を眺めながら淡々とアニメのストーリーや、見所、自分の感想を語り出すのです。
-------quotation(たけくまメモ)-------

アリゾナの荒れ果てた砂漠にビデオカメラが設置されていて、
向こうから白髪にヒゲモジャのじいさんが…っていう演出がいい。
ほんとにじいさんの自由意思でやってんのかなあ。
編集もきっちりされてるし演出家がいるんじゃないの?

ともかく日本人にウケてます。そりゃウケるよ。
グランピー老の風貌がまたいいんだよねー。アリゾナに映える。
詳細は以下でどうぞ。

アリゾナの老人萌え たけくまメモ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4fbc.html

わたしからおすすめはやっぱり、じぃちゃんがジョジョを
グレイトに解説してくれた、こちらのムービーです。
Grumpy Ojii-san comments on JoJo
http://jp.youtube.com/watch?v=Ms1s5KY63KE

親友であり勇士である私
2008年 05月 21日 (水) 12:52 | 編集
> (人生)じわじわラリるみたいなよさがあるかもよ。

と言葉にして書いてはみたものの。
相変わらず悲しいことや困ったことばっかだよ。
ああ憂鬱だ。もういやだ。

そんなときは自宅でできる簡単逃避行動=「読書」まっしぐら。
憂鬱なときはミステリーか幻想小説。

図書館で「三橋一夫ふしぎ小説集成(1)」借りてきた。
しつこく紹介しているお気に入り「親友トクロポント氏」と、
同様にイッちゃってる代表作「勇士カリガッチ博士」収録でとてもお徳。
ギュスターヴ・ドレのイラストの表紙もいい。

三橋一夫の作品はテーマが面白い。
この人の作風は、リチャード・ミドルトンの作品に似て、
底なしに切ない憂鬱さと道化のようにひょうきんなところを兼ね備えている。
それで三橋は自分で「ふしぎ小説」と言ったのだけど、
リチャード・ミドルトンと三橋の決定的な違いは、
自殺したミドルトンに対し、三橋は晩年ふしぎを辞めて健康関係の本を書いたこと。

だから、
「親友トクロポント氏」や「勇士カリガッチ博士」のように、
異形のものの登場→ハッピーエンド?の作品には、
奇妙な味だけでなく、妙に健康的な明るさがある。

(「親友トクロポント氏」には紳士的なウサギ、
 「勇士カリガッチ博士」には天井裏に住む小さな博士が登場する。)

この2つの作品だけでなく、多くの三橋作品で、
異形のものは、ダメ人間の主人公(自分)を救う?べく、
主人公の心が最後の力をふりしぼって出した使者らしい。
まず、その出会いが怖かったり滑稽だったりするのが楽しい。

そして、物語としては、
異形のものとの出会いによって、
自愛を他愛にかえ、他愛を自愛にかえることができた者は、
ささやかなハッピーを手にすることができる。
過去も未来もマボロシ。今、そのままの自分を大切に!
それが素晴らしい。こんなのはほかにない。

自愛を他愛にかえ、他愛を自愛にかえ…

心の健康というものについて考えさせられる。

自分の心を幻覚に変えても認知していたわることで、
自分がかわり、家族がかわり、
円満・元気にやっていけたらステキだろう、と。

トゥギャ樹酔い
2008年 01月 22日 (火) 12:36 | 編集
いろいろたくさん書きたいことあるのに、コレかよ、
って感じだけど、年末にスゴい衝撃を受けたアノ人の
ことが忘れられず…。

いま応援しとかないと手遅れになる(?)と思うので、
ピン芸人の祭典2008年R−1グランプリを前に、
皆(?)にメッセージ送っとこうと思う。

出会いは深夜のお笑い番組。その人は、
オーマイガット出水トゥギャ樹さんです。

オーマイガット出水トゥギャ樹 見よ、この雄姿

素顔も判別不可能なほどのキモメイク、
下ネタオンリーの発酵臭すらただようこなれすぎた芸風…
心底恐ろしい芸人だと思ったよ。
中盤でようやく気づいた、この人が、
昔大阪2丁目までその漫才を見に行った、
シャンプーハットのコイちゃん(小出水)だとね。

何かやってくれるとは思ったけど、
ここまでのモノになるとはね〜。
トゥギャ樹さんは内容を変えて藤原紀香の結婚式でも
その芸を披露したという…どんな空気だったのさ?
東野の「東京に来てほしくない」ってコメントはもっともだけど、
待ってるよ!笑いの歴史に一歩刻もうよ!
深夜ですら放送難しいのわかってる、
でも見たい見たい、また見たい〜。

あ、でも、生ではちょっと。だって、ねぇ…

Youtubeはココで見れるらしい。危険!
http://www.youtube.com/v/3_Z719L89YM
パンズラビリンスと残酷描写
2007年 11月 14日 (水) 20:17 | 編集
パンズラビリンスを観た。
現在公開中のダークファンタジー。

もちろん目当てはマンドラゴラ(ドクニンジン)映像。
マンドラゴラはすばらしかったし、
映画も見ごたえ十分だった。

クリーチャーのことは造型魂の方に書きましたんで。
こっちには内容の感想を。

パンズラビリンスは残酷物語だ。
内容もずいぶん残酷。ひとの感想もさまざま。
わたしも正直辛かった、クリーチャー見たさに耐えた感じで。
ただ、この映画の残酷描写は
客寄せだけではないモノがあると思った。
「こんな映画作ってほしくなかった」なんて
感想もあるようだけど、わたしはそうは思わない。

理由は、
「この世は残酷」「人間の残酷性と愚かさ」
というテーマに激しく共感するから。

デル・トロ監督にとって、
スペイン内戦が残酷の代名詞であるように、
わたしにとっては原爆が残酷と人間の愚かさの代名詞だ。
この世には確実に残酷な出来事が存在する。
人間は戦争という最悪事態を知らなければ、
なかなかその愚かさを実感できない。
戦争さえなければといったって、
戦争を知らなかったり忘れればまた同じことをやりだす。

残酷描写はそれがいかに愚かであるかを伝える
一つの方法で、リスクもあるけど、
勇気をもって挑戦するに足るモノがある…気がする。
映画は疑似体験といってもいいメディアだから。
被体験は殺す方より殺される側でなきゃだけど。

そりゃわたしも、その世界の住人になれるなら、
ダークファンタジーやタランティーノの世界より、
お気楽フレンチコメディの世界のほうがいい。

だけど、ハッピーを描くだけでは伝わらんこともある…よね。

パンズラビリンス パンズラビリンス



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